風俗嬢にのめり込んでしまった結末(5)

風俗嬢にのめり込んでしまった結末(5)

「辞めるときは伝えたいと思ってたから、今日会えてよかった!」

、、、心配していたその日は突然やってきた。

会うのは12回目。

まだ11月だったが部屋にはクリスマスの飾り付けがあったのをよく覚えている。


いつか彼女がお店を辞めて、会えなくなる日が来るんだろうな、とは思っていた。

自分は既婚者だし、ガチ恋とも違うんだけど、

彼女を女性として「好き」という感情は確実にあって、

だからこそ、数少ない出勤日がいつも気になってたし、

会える日が決まるとそれが待ち遠しかった。

会うと毎回楽しく、彼女からも「今日、xxさんでよかったー」とか、

「xxさんは本当、聞き上手!」と笑顔を向けられるばかりか、

ベッドに入ると、、、

「おかしくなっちゃう!」「はぁはぁ、、、、、」(あそこがすぐに濡れてきて。。。)

だから、相性いいのかな?なんて思ったり。。。

すごく純粋な彼女だから、計算してるとも思えず、すごく話しやすくってかわいくて、仲良しで。

もしかしたら、辞めたあとも仲良しでいられるかな?なんて勘違い想像もたくさんしていた。


ただ、、、この関係は、あくまでお金でつながっている関係。

そもそもこんな若い女性が自分のようなおじさんと接する機会があることだけでも奇跡なんだ。

彼女からすると、自分はきっと、ほかのお客さんに比べたら相対的に良客ということなんだろう、、、と。

だから、

「実は来月、もうこのお店を辞めるって決めたんだ」

と彼女から言われたときは、

ついに、この日が来た。。。会えるのは、今日が最後??

素直にそう思った。


その直後の会話の記憶が、、、、詳細な記憶が抜け落ちている。

ただ、現実には、彼女がお店を辞めた翌月12月に、彼女と再会を果たしている。

しかもそれから何年も、定期的に会っている。

「彼女が風俗を辞めたあとも会いたいな。。。」が現実になったのだ!

抜け落ちた記憶を手繰り寄せると、、、おおよそこんな会話だったと思う。

、、、

「え!辞めちゃうの?」

「うん、もう3月で卒業だし、ここはそろそろ辞めなきゃって思ってた」

「でも、辞めるときはxxさんに伝えたいって思っていたから、今日会えてよかった!」

「そっか、、、、、本当に辞めちゃうんだね」

「最初に会ってからは1年半くらいになるかな?いつもすごく楽しかったよ」

「本当に、ありがとう」

「でも、、、やっぱりさびしいな。いつもこうしてお酒飲んでおしゃべりして、、、」

「さびしいよね」

、、、

、、、

「さびしい!」

、、、

、、、

すると、彼女が言った。

「じゃー、どうするの?」

「え?」

「わたしは会いたい」

「え?おれももちろん会いたいよ」

「じゃ、会おうよ」

、、、ありえないことはない展開だと思いつつ、

この瞬間は、しあわせな気持ちに包まれた。

奇跡の展開だな、、と。

ただ、つぎの彼女の言葉で、現実にも引き戻された。

「でも、お願いがあるの」

「会うときは、いまと同じようにホテルで会ってほしいの」

現実というのは、、、そう、彼女はじぶんをお客様、という枠からは外していないのだ。

「うん、わかったよ。そうしよう」

彼女は、こうも言った。

「なんかね、だいぶ前から思ってたんだ。お店を通して会うのって、なんかもったいなくない?って」

お店は辞めるけど、お客様との関係は継続、、、ただそれだけのこと。

それでも、この先も会える!と思うと、ただただ奇跡だな、と思った。

こんな若くてきれいな女性に会えるのだから。

変にややこしい関係になっても問題だし、

割り切り関係のほうがむしろ、お互い都合がいいってこと。

そのあとの会話はあまり記憶がない。

これまで、連絡先を聞いたり渡したり、ということもしていなかったから、

「じゃ、連絡先渡しておくね」と、メモ帳の切れ端に書いたアドレスを手渡し、さよならをした。

、、、お店を通じて会うのは、この日が最後となった。


お店を辞めた彼女とは、この後、何度も会うことになる。

ただ、初めてお店の外で彼女と会うまでの約1.5か月の空白期間に、

大きな不安に包まれることになる。

相反する2つの大きな不安に。

ひとつは、、、

自分の連絡先は確かに渡した。ただ、彼女の連絡先を聞き漏らしたのだ。

あの日は突然の出来事だったし、事前シミュレーションもしていなかったから、

すべての行動・言動が必至で、余裕がなかったように思う。

連絡先は渡したが、確実に連絡が取れるよう彼女の連絡先も聞くべきだった。

彼女の思いが本当か?を確かめる意味でも、その場で連絡先が通じ合うか確認すべきだった。

LINEだったらその場で確認したかもしれない。

ただ、既婚の自分は、軽々しく連絡通知がくるLINEは避けておきたかった。

もうひとつ問題があった。

自分の連絡先は、メモ帳の端くれにその場で走り書きしたのだ。

手書きのメアドなんて、読みづらいし、そもそも慌てて書いたから、誤記があったりしやしないか。。。

そんな不安に襲われた。

せっかくお店を辞めても会おうよ、という流れになったのに、連絡が取れないんじゃどうしようもない。

もうひとつの不安は、ひとつめの不安とは相反する。

これって、この再会の約束って、美人局(つつもたせ)ではないか?

完全に信頼しきって会いに行ったら、怖そうな兄さんたちが現れるんじゃないか???

会いたい、、、、いや、会わないほうがいい?

どうする・・・?どうなる・・・??????

<次回に続く>


このブログは、お名前.com(ドットコム)のレンタルサーバーで、WordPressを使って作成しています。

10年ほど前に、いちどブログにトライしたことはあったのですが、すぐに挫折。

今回は、下記の理由でふたたびトライするモチベーションが出てきました!

  • 24時間365日、好きになっちゃった女性のことであたまがいっぱいな状態から抜け出したかった。(結局、ブログを書きながら気にしている???笑)
  • この経験をブログに綴って、同じような境遇の方への多少の慰め、共感につながれば、と思った。
  • アフィリエイトでの収入にも、興味があった。

WordPressは非常に人気が高いCMSだそうで、かつ、お名前.com(ドットコム)のレンタルサーバーを選択すると、その導入の流れで簡単にWordPressも設定できるため、ネットにつながる環境さえあれば、思い立ったその瞬間にブログ開設ができます。

記事がまだ少ないですが、ネタはまだまだあるので、今後拡張していきたいと思います!

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